独特の旨みや香りが特徴的な玉露。
日本茶の中でも高級茶に分類される玉露ですが、その正しい入れ方をあなたは知っていますか?
玉露の味や香りは「入れ方」によって大きく左右されます。
今回は最高級茶に分類されるからこそマスターしておきたい玉露の正しい入れ方をご紹介します。
記事の後半では、おすすめの玉露を10選ご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
Contents
1.そもそも玉露とは
まずはじめに玉露の基礎知識についておさらいしておきましょう。
一般的な茶葉として知られている「煎茶」と「玉露」。
この二つは実は同じお茶の木でできています。
異なるのはその栽培方法です。
煎茶は日光を浴び続けながら摘む時期を迎えます。
対して玉露は茶摘みの3週間前か、新芽が出だした頃に日光を遮るために布を被せて摘む時期を迎えます。
日光を遮ることで茶葉に含まれるカテキンの増加を抑えつつ、反対に旨み成分のテアニンが増すようになるのです。
煎茶と比べると苦みが少なく香りが豊かなのは、その栽培方法によるものだったのです。
2.おいしい玉露の入れ方
手間暇かけて作られる玉露ですが、せっかくなのだから玉露の良いところを存分に引き出せる入れ方をマスターしておきたいですよね。
そこでここからは、美味しい玉露の入れ方を順番にご紹介します。
①まずは急須にポットのお湯を注ぎ、急須が熱くなるまで待ちます。これでお湯の温度が95度から75度位まで下がります。
②急須のお湯を玉露の茶碗に6分目まで入れて温まるのを待ちます。これでお湯の温度が75度から60度位まで下がります。
③茶碗が十分に温まったら、中のお湯を湯冷ましに移します。
④茶葉を急須に入れます。3人分の場合はティースプーンで山盛り3杯・約8gが目安です。
⑤湯冷ましに移したお湯を今度は急須に移します。手で触ってみてぬるくなっているか確かめましょう。55度程度が目安です。
⑥湯冷ましのお湯を急須に移したら、約2分蒸らして待ちます。
⑦茶碗にお茶を注ぎます。各茶碗に均等の濃さと量になるように少しずつ注ぎ分けます。
⑧急須の最後まで絞り切るのがポイントです。
⑨二煎目はお湯を湯冷ましに入れ、一煎目よりも高めの60度程度で、急須に入れて30秒程度蒸らしてから出しましょう。茶葉が開いているため、抽出時間は短くても十分です。
⑩三煎目はさらに二煎目より高めの温度で、また急須に入れて15秒程度蒸らしてから出しましょう。
ちなみに、玉露は水道水を使用してもOKです。
ポイントは水道水を沸騰させたらすぐ火を止めず、弱火にしてフタを空けた状態で3分程度沸騰させたままにしておくこと。
カルキ臭が気になる方は、さらに5分程度沸騰を続けると気にならなくなりますよ。
3.おすすめの玉露10選
それではここからは、おすすめの玉露を10選ご紹介します。
玉露は特別な日のティータイムにはもちろん、贈答用にもおすすめなのでぜひチェックしてみてくださいね。
①玉露(70g袋)京都の宇治玉露
- 玉露(70g袋)京都の宇治玉露
お茶の名産でお馴染みの宇治田原町・和束町産の玉露です。
リーズナブルな価格ながらも味は本格的。
70gと多すぎない量で一人世帯にもおすすめのサイズとなっています。
②玉露のかりがね
- 玉露のかりがね
製造過程の中で「葉」「茎」「粉」に分かれるお茶の「茎」の部分が入ったお茶である「かりがね」を使用しています。
白い茎が混ざるため見劣りはするものの、その分価格はリーズナブルなのが嬉しいポイント。
お手頃価格で玉露特有の甘み・コク・香りも感じられるお得な商品となっています。
③玉露 粉茶 80g
- 玉露 粉茶 80g
上質な玉露から取り出される粉の部分を使用しています。
お寿司屋さんのお茶のイメージが強いですが、普段用からおもてなし用まで様々なシーンで活用できるのがポイント。
濃い緑色にとろりとした味わいは飲みごたえも抜群です。
④八女玉露 茎茶 玉露白折あおい100g
- 八女玉露 茎茶 玉露白折あおい100g
玉露の名産地の一つである福岡県八女産の玉露です。
貴重な茎の部分だけを集めた贅沢な一品。
青々しさが特徴的で、深みのあるまろやかな味わいを楽しめます。
⑤京都産 山下印 玉露量り売り
- 京都産 山下印 玉露量り売り
10g単位で購入できるのでお試しにもおすすめ。
京田辺市を玉露の産地として名を挙げた「山下壽一氏」の印が刻まれています。
渋みが少なく、旨みや甘みは申し分なしの一品です。
⑥宇治の手摘み玉露
- 宇治の手摘み玉露
玉露の産地の中でも屈指の品質が自慢の宇治田辺産の玉露です。
昔から伝わる栽培方法で健やかに育った茶葉を一つ一つ手で摘み製造しています。
旨み成分のアミノ酸も豊富に含まれており、深みのあるまろやかさが特徴的です。
⑦宇治玉露 甘露50g
- 宇治玉露 甘露50g
宇治の老舗で作られた贅沢な玉露です。
丹念に育てられているため、まろやかな甘みを感じられます。
50gと程よいサイズなので、贈答用はもちろん自分用にもおすすめです。
⑧玉露 銀傳 100g
- 玉露 銀傳 100g
静岡ののどかな山間の茶園で栽培された玉露です。
強い旨みとコクがあり渋みが少なく特別な日のティータイムに◎
⑨玉露 宇治司(100g)
- 玉露 宇治司(100g)
とろりとした旨みと芳醇な甘さや香りが特徴的なこちらの玉露。
丹精込めて作られた職人のこだわりを感じる一品に仕上がっています。
上品さが漂うパッケージデザインとなっているので贈り物としてもおすすめです。
⑩玉露 100g×3袋セット
- 玉露 100g×3袋セット
日本茶生産量日本一の静岡の大地で生まれた高級玉露です。
明治創業で100年以上続く技術や経験が上品な玉露の味に表れています。
濃厚な味わいと濃い緑色が特別な日のティータイムにもぴったりです。
4.まとめ
今回は最高級茶に分類される玉露を美味しくいただく入れ方や、おすすめの玉露をご紹介しました。
煎茶よりもグレードが高く味わいや香りも豊かな玉露。
ぜひとも正しい入れ方をマスターして美味しく召し上がってくださいね。
今回の記事を参考にしながら、あなたのお気に入りの玉露茶も見つけてみましょう。